🎶✨茶話会での『歌声喫茶』イベント報告✨🎶
- 江東こころのクリニック
- 2024年2月26日
- 読了時間: 2分
更新日:2024年2月26日
1950~60年代、日本では『歌声喫茶』が一大文化現象として流行しました。来店した見知らぬ男女が共に歌を歌うことで日常の喧騒を忘れ、心の交流を深めました。懐かしいメロディーと共に、人々は自由に歌い、笑い、時には感動を共有する場所として、歌声喫茶は多くの人々に愛されました。デイケアでは、毎月1回開催される茶話会において『歌声喫茶』を再現しました。
音楽を通じて、参加者の皆様の心に触れ、互いの経験を共有する貴重な時間を提供しました。これらのイベントは、単に楽しむためだけではなく、回想法の一環としても非常に有効であると考えています。🍵🎵
回想法は、過去の記憶や経験を振り返り、話し合うことで、高齢者の方々の心理的な健康を促進する方法です。歌声喫茶では、懐かしい曲を通じて参加者の皆様が若かりし頃の思い出を共有し、『ミュージックベル』では、手軽に演奏を楽しみながら、音楽の喜びを共有しました。参加者の皆様は過去を振り返り、現在と過去の自己をつなげる経験になりました。

イベントでは、テーブル対抗の歌合戦、ミュージックベルの演奏、全員での大合唱など、音楽を軸にした様々な活動を通じて、参加者の皆様の笑顔と活気に満ちた時間を過ごしていただけるようにプログラムを構成しました。また、おやつタイムでは、参加者がリラックスした雰囲気の中で、お互いの人生経験や思い出についてさらに話し合う機会となりました。
カラオケの機械トラブルや歌詞カードの誤字などの不備もありましたが、参加者からは、「楽しかった」「また参加したい」といったポジティブなフィードバックをいただきました。歌唱リストは『浜辺の歌』『白い花の咲く頃』『若者たち』『見上げてごらん夜の星を』『青春時代』『早春賦』『今日の日はさようなら』でした。どれも参加者の多くが10代、20代の多感な頃に耳にした曲ばかりでした。
今後の課題として、事前に参加者から歌いたい曲のリクエストをもっと積極的に受け付け、『ミュージックベル』での演奏曲も含めて、よりパーソナライズされた体験を提供できるようにしたいと思います。また、音楽を使った回想法の活動をさらに深化させ、参加者の皆様がより豊かな思い出を共有し、新たな発見をする機会を提供できるように工夫をしていきたいと考えています。

茶話会では今後も、ボランティア様の協力を得ながら様々なイベントを通じて、参加者の皆様が交流を深め、楽しい時間を過ごせる場を提供し続けます。次回のイベントも、どうぞお楽しみに!🌈💖
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